AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

告知をするのは子供が何歳の時?

告知。

 

AIDをする上での大きなテーマの一つかと思います。

 

 

でもその前に告知をするかどうか、から最初は迷いますよね。

それについては又記事にするとして、告知をするのは子供が何歳の時がいいのかについて、今日は書いてみます。

 

 

結論としては、子供のアイデンティティが出来上がる前というのは前提として、ベストな時期は各家庭による、のだと思います。

 

 

告知をするのは子供のアイデンティティが出来上がる前がいい

子供は成長する過程の中で些細な日常の中で、自分は何者であるか、について感じたり考えたりしながら成長しています。

 

・自分はいつどこでどうやって生まれたのかな?

・私が歌が好きなのはママも歌が好きだからかな

・パパは背が低いけど私は高いな

・従姉妹とは・・・

・おばあちゃんとは・・・

 

そんな風に考えながら「自分という存在」を家族との関わりの中で子供って感じています。

 

子供が成長するにしたがって、その自分のアイデンティティが出来上がってきます。

アイデンティティが出来上がってから告知を受けると、AIDの事実を受け入れるのに苦労するということは、AIDで産まれた方達の体験を聞いて感じていました。

 

これは、私の想像ですが、アイデンティティが出来上がってから自分がAIDで産まれたと知るということは、今までの感じていた自分の存在が架空のものだったような感覚に陥ってしまうのではないかな、と思うのです。

 

なので、なるべくアイデンティティが出来上がる前に告知をした方がいい。

これはAIDを取り巻く方達の中でも共通の見解です。

 

ただ、具体的に何歳までがいいのか、となると、子供の精神的な成長具合は一人一人違うのでなんとも言いにくいです。

 

 我が家の場合

 我が家は子供が6才になってすぐに告知をしました

私がそろそろ告知のタイミングかなと思った理由はこんな感じです。

 

・そろそろAIDについて理解出来る年齢になったなというのを感じたこと

・物事の理解が進んで、他人に話してもいい話とわざわざ話さなくていい話の区別がついてきてるな、と子供を見て感じたこと

・子供の精神状態も安定していたので、必要以上に子供を動揺させる事にはならないだろうなと思えたこと。

 

結果、我が家としては良いタイミングだったなと思っています。

子供も、こちらが拍子抜けするくらい自然と受け入れていました。

物事の理解力も付いてきていて、かつまだ自分というアイデンティティが出来上がる前であったのだろうと感じました。

 

もちろん、これはまだ告知の入り口で、我が子がこれから成長するに伴い、AIDについて様々な角度から感じる事が多々あると思いますので告知が終了したわけではありません。

でもあくまで告知の最初の一歩としては、順調な滑り出しだったように感じています。

 

私の周りでは2才や3才で告知をしたという話も聞きました。

そのタイミングでの告知で良かったという趣旨の事を話されていました。

なので6才は遅いのかな、と思っていましたが、私は子供が2才・3才の時にはまだ告知をするタイミングではないように感じていたのです。

 

告知した後振り返ってみると、我が家としては6才はベストなタイミングだったと思います。

 

なので、告知というのは何歳にしなければならないというものではなく、その家庭・そして子供の状態によって一家族ごとに答えは違うのだと思います。

 

そしてアイデンティティが出来上がる前の、その家族のベストなタイミングに告知をするのが良いかな、との結論に至りました。

 

告知については又記事に色々書いてゆきます。

お読み頂きありがとうございました!

 

 

 

 

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