AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

AID 告知の時期をどうやって決めたか(我が家の場合)

AIDで生まれたことを子供にいつ告知をするのか。
 
周りを見てもタイミングは様々です。
周りのAID家族を見ていると、3歳・4歳・5歳など我が家より早めの段階で告知している方たちが多いように感じます。
もっと後の方もいらっしゃいますが。
 

 

では我が家の告知のタイミングはどのように決めたか。
まず私の中でのポイントは以下の3点でした。
  1. 子供の精神が安定している時期
  2. AIDのしくみについて理解が出来る時期
  3. 周囲にやみくもに話してしまわないようになってから
 

1.子供の精神が安定している時期

イチカは感受性の強い女の子です。

 ですので告知前は、AIDについて告知をしたらイチカが多かれ少なかれ動揺して精神が少し不安定になることもあるかもしれないな、と思っていました。

告知をするならイチカのメンタルが安定している時に行いたいなあと思っていました。

(結果として精神的に動揺することはありませんでしたが、それも精神的に安定していた時に告知したお陰も少しはあるかもしれません。)

 

  • 年少の頃は、妹ニコが生まれた後の赤ちゃん返りをまだ引きづっていて精神的に不安定でした。
  • 年中の頃は、幼稚園の先生と肌が合わずに幼稚園に行きたくないと行き渋り、これ又不安定でした。
  • 年長になると、両方の問題がクリアになり、毎日楽しく精神的にも安定して過ごしていました。
 
 ですので年長になってから、告知が私の中では現実的になってゆきました。
 
 
 
2.AIDのしくみについて理解が出来る時期
イチカに本格的に告知をする前は、パパとママのとこに中々赤ちゃん来てくれなくてね、えーんえーんってパパとママ泣いてたの。
そしたらお手伝いしてくれる人が現れてね、それでイチカが来てくれたんだよ。
 
そんな風に漠然とイチカが生まれる前のことをたまに話したりしていました。
 
ですので、本格告知をするならAIDの仕組みや遺伝的なことを理解出来る年齢になってからにしようと思っていました。
 
これに関しては、年中くらいにはイチカもほぼ理解出来るようにはなっていたと思います。
 
 
 
 
3.周囲にやみくもに話してしまわないようになってから
私はどうしてもここが気になっていました。
 
やはり周囲には色々な価値観の方がいる。
知らせる必要のない方に知られて、無駄に嫌な思いを子ども達にさせたくない。
 
AIDの告知はなるべく小さい内が良いとは知っていても、やはり幼ければ幼いほど、
子供は何の気なしに周りの人に話してしまう可能性も高い。
 
 
イチカが年長になった頃は、上記の1と2の問題はクリアされていたので、
後はイチカが周囲に話していいことと話さなくて良いことの分別が付いてるかの見極めだなあ、と思っていました。
 
 
そんなある日、イチカが親戚の子と遊んでいました。
その親子とお出かけすると、いつもその子はママにおもちゃやお菓子を沢山買ってもらいます。
それを何度も見ていたイチカは、その子だけ買ってもらってズルい・・・と不貞腐れました。
 
そこで、イチカと二人の時に、こう話をしました。
『何にお金を使うかの価値観は人それぞれなんだよ。
ママはイチカが大きくなってやりたいこと見つけた時にお金を使いたい。
ママにとってお菓子やおもちゃよりそっちの方が大切なの。
人それぞれ何が大切か、は違うから、人は人・自分は自分なんだよ』、と。
 
それを聞いて納得してくれたイチカに、私はこう付け足しました。
 
『あ、この話はママとイチカの間だけね!親戚に子やそのママが聞いたらあんまり良い気がしないかもしれないからね』、と。
 
そしたら、私が話し終えるより前に、
『言うわけ無いじゃん、そんなの分かってるよー』、とイチカ
 
 
その時に、あ、私が思っているよりイチカ、もう色々理解しているなあと感じたのでした。他人に言うこと言わないこと、ちゃんと理解してる。
そして直感的に、AIDの告知、タイミングが来たな、と思ったのです。
 
 
そんなイチカ年長の夏。
話の自然な流れの中で告知をしたかった私は、後はAIDの話に繋がりそうな会話の流れがイチかと私の間にやってくるのを待つのみ、でした。
 
 
その後の告知については、この過去記事に書いてあります。↓

hanamirai.hatenablog.com

 

お読みいただいた方、どうもありがとうございました!!

 

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