私がAIDを肯定的に捉えている理由
夫の無精子症の為 AIDで子供を授かり 家族を築いた私ですが、
AIDをとってもポジティブに捉えています。
その私の頭の中のAIDのイメージや考えを今日はまとめてみました。
無精子症発覚直後の私の脳内イメージや考え
まず、無精子症発覚直後の私のAIDのイメージはどうだったでしょう・・・。
といった所でしょうか。
AIDに子供を持つ希望を感じながらも、周囲の誰も通っていない未知の世界で自分たちはどのように生きていくのか先が見えず不安でした。
AIDで子供を授かったとして、本当に子供を幸せに出来るのか、それも怖かったです。
ところで たまにAIDを検討されながらも、
AIDに対して罪悪感を抱いている方を見かけます。
もちろんどんな感情を抱くかは人それぞれなので、正解はありません。
ただ私にはそれが最初からなかったので、以下に精子症発覚直後に考えてたどり着いた私なりの答えまとめてみました。
AIDは親のエゴ?
AIDを検討しはじめてすぐ、AIDは親のエゴではないか?という書き込みを見つけました。
それから自分なりに悩み考えました。
その結果、エゴかどうかの答えは自分の子供が出してくれることだと結論づけました。
子供がAIDで産まれてこの世に生を受けて良かったと思えたなら、AIDで子供を持つことは親のエゴではない。
それならば、子供にそう思ってもらえるように育てればいいのだ、と。
こちらの記事に詳しく書きました→AIDをするのは親のエゴ?
AIDは社会的にどうなのか?
更に、夫以外の精子を使って妊娠することは、社会的・倫理的にどうなのか?と考えてみました。
現代社会の一般常識を考えると、確かに普通ではないのかもしれない。
その時に愛し合っている2人の子供を妊娠する以外の選択肢は一般的にはない。
でも、社会の一般常識って何だろうか?
それって本当に従うべき正しいことなのだろうか?
多くの人が普通と感じることに従う必要ってあるんだろうか?
社会の一般常識って時代とともに変わりますよね?
昔いいとされていたことが今は良くないとされたり、その逆だったり。
家を継いで親の面倒を見るのが当たり前だった一昔前の日本。
でも今は違う。
社会の一般常識って、その時の大多数の人が常識だと思っているだけで、
それが正しいとはけっして限らない。
住んでいる場所によっても社会的常識は違う。
だって一夫多妻制がいいとされている国だって未だに存在してるくらいだしね。
AIDは倫理的にどうなのか?
じゃあ、倫理的にはAIDってどうなのか?
神様(いたとしたら)に背く行為なのか?
別にAIDは遺伝子操作をしている訳ではない。
ドナーさんもAIDをする夫婦も、皆が納得し望んだ上で子供を授かっている。
ドナーさんと妻は恋愛感情がないのはどうなのか。
恋愛感情がない同士の卵子と精子で子供が誕生することがダメなのか?
でも中には恋愛感情はなくても子供を作る夫婦だって存在する。
友情みたいな感情を抱きあっている夫婦だっている。
その後離婚・再婚して、育ての父親が変わることだってある。
色んなケースを考えてみたけど、倫理に反していると私は思えなかった。
もちろん様々な考え方があると思いますので、あくまで私の考えですが。
そんなこんな考えた結果、
AIDで産まれてくる子供を始め、その家族さえ幸せになるのであれば、
AIDに罪悪感を抱くポイントが私には見つかりませんでした。
堂々とAID家族になろう!と思えました。
(とはいっても、世間様の色んな意見を真っ向から迎え撃つ勇気はないので、AIDの事は我が家の個人的プライバシーとして他人にむやみには話しませんが)
AIDで子育て中の現在の私の脳内イメージや考え
もともとAIDに対してネガティブに捉えてはいなかった私ですが、
そんな私がAIDを選び、その道に進み、子育て中の今現在
AIDについての現在のイメージは上記のような感じです。
ポジティブなイメージしかありません。
今やAIDは私達家族の大切なルーツです。
さらに、
実際にAIDで授かったた子供を育て告知をし、
周囲のAID家族ともたまに交流させて頂き、
以前抱いていた不安と恐れ はほぼなくなりました。
まあ流石に0%とはいかないでしょうか。
AIDにまつわる将来への不安と恐れ、若干はありますね。
でも、
小学生のイチカが登校下校中に、変な事件に巻き込まれないかな、とか
思春期になって女子の世界の中、イチカとニコは上手く立ち回れるかしら・・・とか
そういった不安や恐れと同じ次元で、です。
子育てしていれば誰だって多かれ少なかれ不安や恐れを抱いているものです。
すみません、話が脱線しました。
今は実際に我が子達を見ていたり、
イチカやニコよりも上の年齢のお子さんの様子を聞いたりして、
漠然とああ、多分我が家は大丈夫だなあ、AIDと共に幸せに生きて行けそうだなあ、と思っているのです。
なので未知の暗黒の世界を進んでいく時のような不安や恐れはほぼ消えたのでした。
不安や恐れって、その世界を知らないことからやってくるんですよね。
ダウン症などの障がいを抱えて産まれてきたお子さんを持つお母さんからも良く聞きます。
産まれてきた時は一体この子の人生はどうなってしまうのだろうと不安でいっぱいだったけれども、
先輩ママの話を聞いたりその障がいについて学んだりして、
この先について知ることにより、不安や恐れって消えていくそうなのです。
AIDは情報が少ない分、子供を授かってからの道が見えない。
だから余計に不安や恐れがどうしても大きくなってしまうのだろうと思います。
そんなみなさんの不安や恐れを少しでも取り除けるように、というのも私がブログを書いている一つの理由です。
もし、聞きたいこと・記事にしてほしい事などありましたら、気軽にコメント頂けたら嬉しいです。
お読み頂いた方、どうもありがとうございました。