AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

AID 告知では愛を沢山伝えよう

AIDの告知を子供にする際に、伝えるべきことって何だろう。

 

もちろん、

⚫ドナーさんの提供精子を使わせてもらって あなたを授かったのだよ、

という事実。

 

 

 

もちろん事実は事実として伝えます。

 

 

でも、一番大切なところはそこではないのかもしれない。

 

 

一番大切なのは、

 

⚫あなたは望まれて望まれて祝福されて産まれてきたんだよ、

 という私達親の深い愛。

 

 

子供に伝えるべき一番大切なところはそこなんだと思うのです。

 

 

子供の自己肯定感について

 近年良く言われることですが、子供の自己肯定感を高めてあげることがとても大切です。

自己肯定感の高い子供は幸せを強く感じます。

 

自分がここに存在している事、それ自体がとても価値のあることだと思えるということは、子供にとって とても大切なことなのです。

 

 

そして自分の生い立ちというのは、その自己肯定感に大きく影響します。

 

自分は望まれて産まれてきたんだ。

自分がここに存在している事その事自体が、

パパとママにとっては幸せで大事な事なんだ。

 

子供にとって一番大切なところはそう思えるかどうかです。

 

AIDで産まれてきた事その事自体よりも、

AIDで産まれてきた自分を丸ごと両親が祝福しているかどうか。

 

 

 

生い立ちが ”ありがとう” から始まるのか ”ごめんね” から始まるのかの違い

例えば、二組のAID家族がいたとします。

 

⚫一組は、AIDの告知をする際にこう伝えたとします。

普通に子供が欲しかったのだけれども叶わず、

AIDしか方法がなかったのよ。

普通に産んであげられたら良かったのに、ごめんね・・・。

 

 

⚫もう一組は、こう伝えたとします。

パパとママは子供が欲しかったのね。

でも授かれず悲しかったんだけど、ドナーさんの助けで

あなたが来てくれたのよ。

どれだけパパもママも嬉しかったことか!!

ありがとう!

 

 

同じ告知でも、上の2つの告知の仕方では、

子供の受け取り方が全く違いますよね。

 

子供の生い立ちが、”ごめんね” で始まるのか。

それとも”ありがとう” で始まるのか。

 

”ごめんね” で始まる自分の人生を子供は肯定的に捉えられるでしょうか。

"ありがとう” で始まる自分の生い立ちの方が、誰だって嬉しいですよね?

 

 

AIDの告知をする時に 愛情をたっぷり伝える事は、

子供が自分の存在そのものを肯定する為にとても大切なのです。

 

AIDで産まれたという事実は、子供の命の始まりそのものです。

AIDで授かった事自体への、両親の感謝や喜びを伝える事も不可欠です。

 

 

AIDは、我が家にとっての幸せの始まりなんだよ。

そんなメッセージが子ども達に届くといいな、と思います。

 

 

 

 

子育てにおける子供の自己肯定感について 

おまけで書き加えると、AIDではない普通の家族にとっても、

子供の誕生や存在そのものへの感謝や愛情をたっぷり伝えることはとても大切です。

 

 

お利口さんなあなたが好き、じゃダメなんです。

 

悪いことをしたらもちろん良くないけど、

でもたまには悪いことをしちゃったとしても、

そんなあなたも どんなあなたも

あなたの存在そのものが大好きだよ。

 

そんな風に子供の存在を丸ごと愛していると伝える事が、

とても大切なんです。

 

両親に無条件に愛されているという自信が、

子供にとって自分の存在を肯定する力になるのです。

 

自己肯定感の高い子供は、自分の存在に自信を持ちます。

心も満たされています。

 

自分に自信を持った子供は、

様々な好奇心を持って、色んな事にチャレンジしてゆくことが出来ます。

 

そこでの成功体験が又、自己肯定感を高める事に繋がっていきます。

 

ぜひお子さんには、日頃から沢山の愛を伝えてあげて下さい。

 

 日本の子供は世界的に見ても、自己肯定感の低い子供が多いのです。

謙遜の文化のせいで 親が子供を悪気なく人前でけなしてしまったり、

愛情表現をストレートに行うのが苦手な親が多いことも、影響していそうですよね。

 

 "大好きだよ” 

”パパもママもあなたが産まれてきてものすごく幸せなんだよ”

”産まれてきてくれてありがとう”

 

おりこうさんな あなたが 好きなのではなくて、

どんなあなたでも あなたの存在自体が大好きで大切なんだよ、と。

 

 

 

 話がAIDから子育てに脱線してしまい、申し訳ありません。

でもAIDを考える際に 大切なことって、

実は普通の子育てでも大切なことだったりします。

 

AIDについて深く考えることによって、大切な沢山の気づきも与えられます。

 

そんな所にもAIDに感謝して、今日の記事はおしまいにしたいと思います。

 

 

お読みいただいた方、どうもありがとうございました!!

 

 

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