AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

AIDの告知の時期ー養子に学ぶ

AID(非配偶者間人工授精)の告知って情報が少ないですよね。

 

なので養子の告知について調べたことがありました。

 

 

そこに書かれていて参考になったことがありました。

それは、告知を受ける子ども達の理解の段階について”。

 

 

その時に読んだ記事が見つからないので、記憶と私の言葉で説明してみます。

記憶もすでに確かでないのと、告知については各家庭により様々なので、あくまで参考までとして読んで頂けますように。

 

養子の告知にも段階がある 

まずは養子の場合も、子供が幼い段階で最初の告知をするのが今は一般的だそうです。

子供が2歳や3歳になると、お友達のお母さんが妊娠して妊婦さんを子供も見かけるようになります。

子供も大きなお腹に赤ちゃんが入っていることを知るので、そういったタイミングも告知するきっかけになるようです。

 

【理解の第一段階】

『お母さんのお腹からは産まれてきていないこと。

産んでくれたお母さんがいること。

そのお母さんが育てることが出来なかったこと。

でもそのお陰で今のお父さんとお母さんの元に来てくれることになったこと。』

 

そういった事を最初の段階では伝えるそう。 

まだ子供が幼い段階では、”自分はお母さんのお腹からは産まれていないんだな。でもこの家に自分が来て、お父さんもお母さんもものすごく幸せなんだな。”

そんな認識でとどまるようです。

 

 

  

【理解の第2段階】

 

そして、子供が5歳・6歳頃になり、徐々に世の中の物事を良く理解するようになると、子供があるタイミングで次の事に気づくそうなのです。

 

『お母さんのお腹から産まれていないって事は、お父さんとも血が繋がっていないってこと??』

 

 

もちろん、血の繋がりが両親とないことについて、子供が気づくかその前に親が説明するのか、そこは各家庭によると思いますが。

 

 《更にその後も子供の成長に応じて告知の段階は進んでいくという事だったと思いますが、すみません、これ以降の記憶が私になくて。》

 

 

 

 

AIDの告知を養子の告知の段階と照らし合わせてみると 

まず上記の養子の告知の流れを読んで、私が衝撃を受けたのは(オーバーですね(笑))、

そうか!!

2・3歳の幼い頃に養子の告知をすると言っても、

父親と血の繋がりがないことを子供が知るのはもっと後だったりするのか!!

AIDの告知となると、その後の段階と同じ内容だな!! ということです。

 

 

その記事を読んだ時、上娘のイチカがまだ1歳だかの頃でした。

その時に↓のようなちょっとした悩みを抱えていた私。

『2歳か3歳頃にはAIDの告知をするのがいいようだけども、分からず周りに言いふらしてしまっても困るし、我が家はイチカがもっと物事が分かるようになる就学前後がいいなあ。。。でもそれだと遅いのかなあ??』

 

ですので、上記の養子の子供が告知を受け物事を理解していく段階を読み、AIDの告知を5・6歳に行うとしても子供にとって負担はそんなにないのでは?!!と勇気づけられた記憶があります。

 

そして、6歳になってすぐに我が家はイチカに告知をしましたが、結果イチカの様子を見て特に告知の時期が遅かったとは感じていません。

 

 

 

その子によるところ、その家庭によるところはあると思いますが、

告知の年齢はそこまで神経質にならないくても良いのかもしれないな、と思いました。

かつての私のように周囲の告知の時期が気になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、自分がベストだと思うタイミングが子供にとってもベストのはずです。

周囲は気にせず自分たちのタイミングで告知をしてあげて下さい!! 

 

 

 

ただ目安として、何歳までなら子供はAIDを自然に受け入れられるのか。

手元にAIDの告知の冊子があるのですが、

そこには9歳頃までの告知だと子供が比較的AIDを受け入れやすいと書かれています。

ちなみにベストは5歳までとありますが。

 

私の周囲は私より早い段階(2歳から4歳頃)で告知をしている方が多かったので、我が家は遅すぎなのか悩んでいたのですが、AID告知の冊子を改めて読んでみると我が家もそんなに遅かったわけではないかもしれませんね。

 

そしてもう1点。

このAIDの告知の冊子も、養子の告知事例を参考にしているようです。

AIDの告知の場合、上記養子の告知の第2段階であることを考えると、

もしかしたらベストな告知時期も5歳より少し遅めでもいいのかもしれませんよね。

 

 

嘘をつく必要がない時期に告知を

ちなみに、AIDの方が養子より少し告知が遅くても大丈夫かもしれないな、と思う点がもう一つあります。

 

それはAIDの場合、告知をしていなくても、子供に嘘を付く必要が養子より長い間訪れないこと。

子供って、知り合いのママが大きなお腹をしているのを見て、自分もママのお腹から産まれたのかな?と2歳や3歳の早い段階で疑問に思い母親に聞いたりすることも多いです。

そんな時、養子の場合は真実告知をしていないと嘘を付かなくてはならなくなります。

でもAIDの場合、ママのお腹からは産まれているので、2歳から5歳くらいまでの間では、AIDの核心に迫るような質問は子供から来ませんでした。

 

私がイチカに告知をしたタイミングが、初めて父親とイチカの血縁に関係する話題をイチカが話したタイミングでした。

詳しくは、AIDの告知を娘にした時のことをお読み下さい。

 

やはり、大切な出自に関する嘘を子供につくのは親もとても辛いものです。

そして、子供がいつか嘘をつかれていたと知ってしまった時には信頼関係が揺らぐ可能性もあります。

 子供の出自に対して嘘を付かなくてもいいタイミングというのも告知する時期を決める一つのポイントになるかもしれませんね。

 

 

中学生以降の告知

 しかしながら、もしかしたらもう10歳を過ぎたAIDで産まれたお子さんをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

AID告知の冊子には、10歳以降の告知の場合、特に中学生以降は準備をしっかりして下さいとあります。思春期に差し掛かれば反抗期と重なってより子供の心が不安定になりやすいからです。

なるべく子供の心が安定している時に、子供のうろたえにしっかり寄り添える覚悟と準備をして、とのことです。

 

中学生以降に告知をされて、上手く子供さんがAIDを受け入れ幸せに暮らしている方もいらっしゃるようです。

養子の場合は中学生以降に告知をした場合の体験談などネットでも見つかります。

 

AIDの告知や養子の告知についても事前に勉強して、親の真心をしっかり子供に伝える事が出来たなら、いい方向に進んでいくのではないかな、と私は無責任ながら信じています。

 

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