AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

無精子症発覚直後の夫の様子と妻の思い

                                       無精子症と発覚して落ち込んでいる旦那さん達にエールを贈りたくて、

今日はそれを記事にします。

 

 

 

まずは我が家の話です。

私の夫は、自分の置かれた環境を割とそのまま受け入れてしまうタイプです。

喜怒哀楽が薄く?感情が割といつも一定で温和な性格。

 

なので、あまり皆さんの参考にならない気がして、

夫のことを書いていなかったのですが、

ちょっと伝えたいことが出てきたので、

今日は当時のことを振り返って書いてみようと思います。

とはいえ何せ10年近く前のこと。

記憶がおぼろげなので覚えているところだけ・・・。

 

夫の精子検査をして検査結果が出るまでの間、私は実家に帰省をしていて、

帰りの電車の中で、夫から精子0の報告メールをもらいました。

 

夫のいる自宅に帰宅すると、夫もさすがに落ち込んでいました。

牛すじ煮込みを作って、一人でグツグツ煮込んでいました。

(気を紛らわせたかったのでしょう)

 

申し訳ないということと、離婚してもいいよみたいなことを言われたような気がします。 (速攻で断りましたが。)

 

確かその後1週間くらいはさすがの夫も見るからに落ち込んでいました。

そして1週間たった頃には、無精子症を受け入れ立ち直っていました。

 

 

無精子症なら無精子症で、その事実が変わらないなら悩んで落ち込んでても仕方ないと思ったらしいです。

 

対する私自身といえば・・・『子供が授かれないかもしれない』という事実に毎日目の前が真っ暗になっていました。

子供がいない人生が想像できないくらい子供がほしいタイプの人間でしたので。

 

 

でもその反面、

無精子症を受け入れてある程度立ち直っている夫を見て、

 

(ああ、この人とならこれからも、共に人生を歩んでいけるな。)

 

と思ったことは今でも覚えています。

人生、無精子症の事がなくともきっとこれから色んな試練が起こるはず。

起こることは仕方ないけど、起こった時に一緒に乗り越えていけるのかどうかがとても大切です。

 

無精子症もそうですが、困難って突然やってくるはずですし、

私達がコントロール出来ることではありません。

 

でも、困難がやってきた時にどのように捉え行動するかは

自分たちで決めることが出来る。

そして、そこが何より重要なポイントなのですよね・・・。

 

我が家の夫は極端に現状を受け入れられてしまうタイプなので参考にならないかもしれません。

無精子症を宣告された男性はもっと長い期間落ち込んでしまうのが普通だと思います。

悩み落ち込むこと自体は自然なことだし、自分の感情と向き合うという意味ではむしろ落ち込むことも大切なことです。

 

 

ただ、私が伝えたいのは、

妻は夫の無精子症が辛かったとしても、

無精子症である夫自身のことは受け入れてたりするものです。

もうそれは仕方ないですから。

 

なので、しばらく悩んで落ち込んで泣いたあとには、

夫にも無精子症を受け入れ一緒に将来を描き直してほしい。

 

妻はそう望んでいるんです。

 

私はそれなりに多くの無精子症の妻たちと話をしてきたのですが、

 夫が無精子症でなければ・・・なんて愚痴を聞いたことは、

思い返してみたら一度もありません。

その先、どのように進んでいけばいいのか、妻の関心はそこなんです。

 

夫にとって無精子症はしんどいことだと思うのですが、

受け入れて今ある選択肢をしっかり調べ進んだ先には、

無精子症などどうでも良くなるような幸せが待っていたりするものです。

 

今が底です。

後は上がるのみなので、少しづつ奥さんと一緒に顔を上げてみて、

将来の選択肢について学んでみたり、動き出してみてください😌。

(調べものは奥さんが担当している家庭が多いので、せめて一緒に前を見るだけでも!)

 

妻に申し訳ないとか思わなくて大丈夫です。

 

現状をむしろ受け入れちゃって共に将来について考えてあげてください!

2人の幸せはその先にありますから。。。

 

 

私の文章で上手く伝わるか心配ですが、伝わることを願って・・・。

お読みいただいた方、どうもありがとうございました😌

 

 

 

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