AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

告知の前と後、父子の関係性(我が家の場合)

男性にとって、我が子に告知をする際に心配なことの一つが、告知をした後の子供との関係性かもしれません。

 

自分と血のつながりがないということが分かり、自分のことを今までと同じように父親として見てくれるのか、などと思いつめてしまう事もあるのではないでしょうか。

それが告知をすすことへの抵抗の一つにもなるのでしょう。

 

我が家の場合、全くもって夫と子供の関係性は告知の前後で変わりませんでした。

娘イチコに告知をした後も、イチコは以前と何ら変わりない様子で父親と接しています。 

 

イチコの中で、父親が父親であることと、AIDの事実は全く別の次元の事なのだと思います。

父親が父親であることには何の疑問も持っていません。

父親の自分に対する愛情をしっかり感じているからだと思います。

 

 

恐らく、私達日本人は、家族=血の繋がりがある関係 と知らぬ内に幼い頃から洗脳されているのではないでしょうか。

だから、血の繋がりがないと分かったら、父親として見てもらえないかも・・・という恐怖心が湧いてくるのではないでしょうか。

 

でも、本来家族というのは、血の繋がりではありません。

言うなれば心の繋がりとでも言うのでしょうか。

 

日本古来のそういった既成概念のない子供は、真の家族が何たるものかを、感覚で知っています。

産まれた時から自分を愛してくれている父親は、何がどうあろうと父親なのです。

 

私も自分以外の家庭ですでにAIDの告知をしている人をそう多くは知りませんが、

適切なタイミングと方法で告知をして父子の関係性が変化した家庭は聞いたことありません。

 

家族とは、血の繋がりではなく心の繋がりである。

昔ながらの日本の世間とは違い、子供たちは生まれながらの感覚としてちゃんとそれを知っているので、世の中の未来のお父さん達、どうぞ安心して下さい。

お父さんは、お父さんです!

安心してありったけの愛情を子供に注いであげてほしいです!

 

 

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