AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

AID 子供との会話から考える、ドナーさんや子供の出生への感謝の大切さ。

 

夫の無精子症のため、AID(非配偶者間人工授精)で娘たちを授かった我が家です。

 

イチカ7歳との会話

ある日の休日の昼下がり。

 

リビングで家族4人で団らんをしていると・・・。

 

全くなんの脈絡もなく、突然長女イチカ7歳が言い出した。

『ねぇねぇ、パパとママ、卵プレゼントしてくれた人(ドナーさん)に感謝してるんでしょーーー??』

 

『突然なんで(笑)?』と聞くと、

『別にいいじゃんー!』と、イチカ

 

『そりゃ感謝してるに決まってるじゃん!めっちゃしてるよ。

ある意味命の恩人だからねっ!!』

と私。

 

すると、

『(ドナーさんは)神だねっ、神✨!!!』とイチカがまとめました(笑)

 

 

神だね・・・とは今風な表現ですが、まあ要するに、

イチカの中でもドナーさんに対しての感謝の気持ちが育っているということなのかなー

と、微笑ましく感じた一幕でした😃

 

この幸せな日々も、本当に精子ドナーになってくれた方のお陰です。

感謝してもしてもしきれません✨

ありがとうございます!

 

 

 

ニコ4歳との会話

もうひとつ、次女ニコ4歳との会話もご紹介します。

告知前なので、AIDとは直接関係ないのですが、

 

最近毎日のようにニコは私に、

『ママ大好き。愛してるよ!いつもありがとう😃』と言ってくれます✨

 

そんな時は私も、

『ママも大好きだよ、いつもありがとう😃』なんて返すのですが、

 

すると必ずニコに催促されるのです(笑)

『ママ、もう一つは??? ほら、から始まるやつーー!』

 

 

 

 

『生まれてきてくれて、ありがとうねー😌✨』

→ニコにとっては、このセリフが大切らしいです。

このセリフを私が言うと、嬉しそうな満足そうな顔になります。

 

子供にとって全ての根源は、ここにあるのだと思うのです。

自分の誕生(存在)自体が、望まれているものだ、と思えること。

 

子育てをする上で、親が子供に与えげ上げるべき、一番大切な部分です。

自分の存在自体に価値があると思える人間に育ててあげること。

それが自己肯定感を育ててあげる為の一番元の土台の部分になります。

それを実感できないまま大人になると、自分に自信がない故に常に頑張り続けていないと自分を認められてあげられないようになってしまうこともあります。

卑屈になってしまうこともあります。

土台のない上に積み重ねた自己肯定感や自信は、とても崩れやすいのです。

 

これはAIDとは関係なく、子育てにおいて非常に大切なことなのですが、

AIDにおいては更に次のようなことも言えると思います。

 

子供の誕生のルーツであるAIDに対して、親が感謝していることがとても大切だということ。

 

子供にとっては、自分の誕生のルーツであるAIDは、自分の存在そのものです。

だからこそ、親がAIDを含めまるまるっと子供の誕生についてありがとう😌と思っていることは、子供の存在をまるっと包み込んでいるような、そんな温かさがあるのだと思うのです。

そして、それが子供の健全なアイデンティティの形成にも繋がるはずです。

 

ですので、AIDの告知をする上で一番大切なことは、

  • 生まれてくてくれた感謝を伝えること
  • ドナーさんやAIDに対する感謝を伝えること

これに尽きる、というわけです。

 

今日も思っていることをつらつらと書いてしまいました。

以上です。

ありがとうございました!