AIDという家族のカタチ

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で授かった子供たちとの過去・今・未来を綴るブログです。

マイノリティは孤独になりがち

無精子症が判明した後、AIDの勉強会に参加しました。

 

会場で席に着いて周りを見渡した途端、なぜだか涙が流れてきました。

別に悲しかった訳でもなく、なぜこのタイミングで涙が?と思ったのですが、

今なら分かります。

 

 

私、多分ホッとしたんです。

 

それまでの私の人生はマジョリティの中を生きていました。

周りの友達と同じような一般的な学生生活、社会人生活、そして結婚。

自分と同じような仲間は周りにたくさん。

 

 

それが無精子症と診断された途端、急にマイノリティになりました。

一生子供を持てないかもしれない。

自分の人生の先が見えない。

そして何より、私のような人は周りの友達には誰一人としていません。

 

この強い不安・恐怖・悲しみを分かってくれる相手が周りには誰もいませんでした。

私、多分孤独だったんです。

世の中でたった一人、先の見えない恐怖と戦っているような気分だったんです。

 

だからAIDの勉強会の会場に入り、席につき、周りを見渡した時にホッとしたんです。

ああ、ちゃんと私と同じ立場の人も現実の世界の中にちゃんといるんだ、そう思ったんです。

一人じゃない、仲間がこんなにいたんだ。

そう思えて涙が流れてきたんですね。

 

 

だから思うのです。

マイノリティ程、孤独になりがちで、仲間を作ったほうがいいのだな、と。

 

AIDの勉強会で交流を持つのも勉強にもなりおすすめです。

アメブロもおすすめ。

仲間を作りやすいです。

自分の気持ちをブログに吐き出しながら、同じ気持ちの仲間とコメントなどを通じて繋がれる。

自分の唯一ホッと出来る居場所になってくれます。

 

一度自分の心に聞いてみてあげてほしいです。

孤独を感じてないかな?と。

 

 

余談

ちなみに、かつて強い孤独感を感じていた私ですが、AIDで子育て中の今は孤独を感じてはいません。

今でもマイノリティな事に変わりはありませんが、今はAIDについて自分の気持ちも整理されているので、人と気持ちを共有したいという思いがほとんどなくなりました。

AID繋がりの仲間もいるので、いざとなったら相談できる安心感もあるのだと思います。

もし孤独を感じていらっしゃる方がいたら是非仲間と出会えるよう行動してみて下さい。

その孤独感はずっと続くわけではありませんからね!