無精子症やAIDのこと、考えるのも嫌になったら。
無精子症と診断された時、そしてTESEでも精子が見つからなかった時。
もうその先の事を何も考えたくない、そんな思考停止状態に陥る人達もたくさんいます。
当然だと思います。
だって普通に授かると思っていた子供が授からないなんて、この先のことが全く見えなくなってしまいますから。
先のことを考えるのが怖い。
この事と向き合いたくない。
そう思うのは自然な思考の流れです。
自分がどうしたいのかって言われたって、残された選択肢全部、自分が進みたい道ではないんだから・・・。
そんな風に思う人も多いと思います。
まだ30代前半以前で妊娠や養子を取るのに時間的な余裕があるのならば、そんな時はしばらく現実逃避して距離を置いてみるのもいいと思います。
疲れた心をリフレッシュして趣味に精を出したり旅行に行ったり。
ただ、少し現実から離れて冷静になれたら、絶対にしてほしいことが2つあります。
(30代後半以降で養子もAIDもリミットが近づいている方の場合は苦しいと思いますが今すぐにでもして下さい!)
- 無精子症で精子が見つからなかった先の、3つの選択肢についてまずは深く知ること。(夫婦二人の人生・養子を迎える・AIDをする)
- 可能性のある選択肢についての先回りの予約。 (年齢的なリミットが近づいている場合のみ)
1.無精子症で精子が見つからなかった先の、3つの選択肢についてまずは深く知る
無精子症が発覚してTESEもダメだった時に、こんな風に考える声を良く聞きます。
- 『妻はAIDがどうこう言っているけれども、考えたくないし、もう子供はいなくていいよ。』
- 『子供が欲しいならAIDしかない、仕方ないからそれでいいよ。だってそれしかないんでしょ。』
そんな方達に伝えたいのが、まずは3つの選択肢について良く知って下さい、ということ。
自分がどうしたいかについて考えるのはまだ先でいいんです。
最初に大切なのは、まず知ること。
だって無精子症が発覚する前まで、全く知らなかった世界に自分は今いるんですもの。
そもそもの知識がまるでない状態でどの選択肢がいいかなんて選べないはずです。
しかも、選択肢について知ってみると意外と自分が幸せになれそうな道であることに気づくことも多いんです。
知らない道を進むのは誰だって怖いんです。
昨日まで普通に子供を授かると思っていた人にとって、夫婦二人の生活も養子を迎えるのもAIDをするのも知らない道。
どの道を選んでも怖いと思うのは当然のこと。
まずはそれぞれの道を進んだ人達が何を考えどうその道で生きているのかを知って下さい。
意外と先輩方、それぞれの道で幸せに暮らしているんですよ。
でもどの道が合うのかは人によって・夫婦によって違うんです。
だからまず、3つのそれぞれの道を知ってほしいのです。
自分がどの道に進むかの結論を出すのは情報収集したあとです。
具体的には、
- AIDの勉強会(すまいる親の会)に出席してみたり、養子の説明会に出席してみる。
- AID・養子・夫婦二人の生活をしている人達のブログを探し片っ端から読んでみる。
(アメブロで人気のブログを見つけたら、コメント欄をたどると同じ境遇の方のブログがたくさん見つかると思います。)
このブログもそのお役に立てるよう、記事をアップしていきますので、色々読んでみて下さい。
2.可能性のある選択肢についての先回りの予約。
養子とAIDに関しては、その道に進むには手順があり予約がすぐに取れなかったり思いの外先に進むのに時間がかかることも多いのです。
AIDについては女性の出産リミット年齢を考えて手順を進めなければなりません。
養子についても子育てに適した年齢ということで40才過ぎなどで年齢制限があるところも多いみたいです。
なので年齢的に少しでも早く物事を進めたい場合、進む可能性のある選択肢に予約などが必要だったらまず予約だけしておいたり、説明会にだけ出ておいたり、準備だけしておくことをお勧めします。
どちらにでも進めるように準備だけ整えながら、じっくり考えるのがいいかと思います。
ただ、養子もAIDも一度子供を授かったら引き返すことはできません。
実際にその道に進む前には、自分の心に迷いがないかをしっかり見極めてからにして頂きたいです。
それだけは子供の幸せの為に大切なことなので、焦らずにきちんと向き合う必要があります。
今日は以上です。
目の前にある扉。
どの扉も開けたくないと思っているかもしれませんが、意外と大きな幸せがその先に待っていたりします。
まずはどんな道に続く扉なのか調べてみて下さいね!